奈良県橿原市にある「山本鞄工房」のランドセル。
今、大人気のようですね。
我が家のこどもたち二人も、山本鞄工房のコードバンのランドセルを背負って通学しています。
山本鞄工房との出会いは、わたしの母からの紹介です。
私の叔母(母の姉)の孫が使用しており(もう大学生です)、シンプルで丈夫でとてもいいランドセルだと聞いた母が、自分の孫たちにも、と、こちらのランドセルをすすめてくれたのです。
関東に住む甥や姪も、帰省時に奈良まで注文に行き、こちらのランドセルを選んだようです。
2011年・10月
今のように6月の販売開始と同時に即完売ということはまったくなく、
10月の運動会が終わった翌週、家族でドライブがてらランドセルを見に行ったことを覚えています。何組もの親子が来られていました。
コードバンにすると決めていたのですが、実際、他の素材と見比べるとその違いがよくわかります。とても上質な革でした。
コードバンは選べる種類が少なかったのですが、内側のデザインを選んだり、ステッチの色や、カシメを選んだり。
我が家は、中はチェック柄、ステッチは革と同色の赤、カシメはアンティークブロンズ調を選びました。
そして、コードバンだけの仕様として、お名前プレートをつけていただきました。
こちらは当時のサンプルですが、漢字でフルネームで入れてもらうことにしました。
世界にたった1つのランドセルになりました。特別感が増しますね!
帰りは、工房横にある飛鳥ミルクを使ったソフトクリームを食べ、橿原神宮へお参りに行き帰路についた、そんな一日でした。
2012年・3月
周りでランドセルを買ってもらったお友達が増えていく中、我が家のランドセルはなかなか届かず、娘から「ランドセルって見に行っただけだった?」なんて言われながら待つこと数ヶ月。
届いたのは、3月初旬のことでした。
大喜びの娘!
早速入学式用の服に着替え、背負っていました。
届いたばかりのランドセル。輝いている!
入学してみて
入学して思ったことは、やはり女の子は刺しゅう入りなどの可愛いランドセルの子が多いということ。
娘も購入前は、大型スーパーなどで展示してあるランドセルを見て、刺繍やモチーフがたくさんついたものを背負ったりしていましたから。
子どもと親の意見が分かれた時、子どもが使うものなのに、親の意見を押し付けるのは親のエゴだといわれることもありますよね。
もちろんその意見もわかります。
6歳の女の子がキラキラの飾りがいっぱいついたランドセルが欲しいという気持ちもわかります。
ただ、わたしたち親は、買い替えることのできない、6年間毎日使うランドセルを、6歳の子の意見だけで決めることはできないと判断しました。でも、押し付けることもしたくない。
娘に「1歳のときに買ってもらった三輪車、アンパンマンで嬉しかったけど、6歳の今、アンパンマンの自転車だったらどう思う?」と、聞いてみました。
この話で、好きなものって変わるんだなってわかってくれたようです。
6年間毎日使うものだから、ランドセルはシンプルで丈夫なものにしようということになり、山本鞄工房のコードバンのランドセルを選んだ次第です。
ただ、まだ幼かった娘の気持ちも考慮して、可愛いレザーのキーホルダーを注文してあげました。
キーホルダーならその時の好みに合わせて付け替えることができますから。
2018年・6年間使ってみて
ランドセルが届ていてから早6年。もうすぐ卒業です。
ピカピカの新品だったあのランドセルはどうなったのでしょうか。
どうですか?
小傷やコバの削れ、金具の擦れなどはもちろんありますが、まったく型崩れしていません。
我が家は女の子ですし、大事に大事に使っていましたので、だから状態がいいのかなと思ったのですが、同い年のやんちゃな甥っ子も、まったく型崩れしていないそうです。
まだまだ10年以上使えそうな感じです。
比べるのも失礼な話ですが、
入学当初はどのランドセルも新品ですからそれほど感じなかった違いが、たった数年で歴然と表れるのですね。
山本鞄工房のランドセルを選んで本当に良かったと思っています。
もうすぐで卒業ですが、卒業したらこのランドセルをどうしようか迷っています。
思い出として大事に保管しておきたい気持ちもありますが、まだまだ現役で活躍できるこのランドセルをクローゼットの中に入れておくのも勿体ない気もするのです。
まだ結論はでていませんが、どこか新しい活躍の場所を探してあげたいなと思っています。