母の優しさと強さ。ちょっといい話

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母の定年退職

今日は私の母の話。

母は今、67歳。

その母が今年の3月で仕事を辞めます。

母は結婚前にお勤めはしていたけれど、24歳で結婚してからずっと専業主婦でした。

転勤族でしたし、父も大手企業に勤めていましたので、家計的にも働く必要がなかったのだと思います。

しかし、母が44歳のとき、突如パートを始めました。

20年のブランクです。

そのころ自宅を新築したのですが、私たち兄弟は、中学生・高校生・大学生と一番学費がかかる時期でした。

さすがに、自分も働いて家計の足しにしなければ、と思ったそうです。

自分が結婚して家庭を持った今、当時の状況がどんなに大変だったかは想像できます。

あれからもう20年以上経ちました。

母は、私たち子供が卒業して就職して結婚して、孫が生れてからも、ずっと仕事を続けています。

お金の為に働きだしたのが、今は健康の為にもいいし、孫にもいろいろ買ってあげられるし、なんていいながら続けています。

けれど、ついに職場の定年の年齢になってしまいました。

まだまだ仕事を続けたい母にとって、年齢という制限はちょっと悲しいですが・・。

本当に本当に長い間、お疲れさまでした!!

(母のことだから、すぐにまた別の仕事を見つけてきそうです)

いつもいつもありがとう

いつも、いつも母に感謝しているんです。

結婚してから、子供が生まれてから、特にそう思います。

今でも気にかけてくれて、心配してくれて。子供たちも可愛がってくれて。

本当に優しい母です。

甘えさせてもらってばっかり。

本来なら、逆ですよね。

わたしはもうアラフォーで、母はもうすぐ70歳で、

わたしがもっともっと親孝行しなければならない年なのにね。

なかなか目に見えて、かたちに残るような親孝行ができていないのですが、

両親を思う気持ちは忘れずに持っています。

これからも父と仲良く、のんびり楽しく暮らしてほしいですね。

母の優しいエピソード

私が中学3年生の時、同じクラスで仲良しのAちゃんという子がいました。

Aちゃんは父子家庭だったので、お弁当ではなく、毎日パンを買って食べていました。

私は何気なくそのことを母に話したのですが、

翌日学校から帰ると、赤と黄の新しいお弁当箱が2つ置いてありました。

「明日からAちゃんのお弁当持っていってあげて。

その代わり、お父さんからパンのお金もらったらダメだよってゆうといてね。

嫌いな物もあえて聞かないよ」と。

「お弁当3つ作るのも4つ作るのも一緒だしね」とも。

次の日からわたしは卒業までの1年間、お弁当を2つ持って学校に通いました。

それから10年以上がたったある日、母が突然、

Aちゃんって覚えてる?と、わたしに聞いてきました。

Aちゃんとは中学を卒業後、高校が別々で疎遠になっていたのです。

最後に会ったのは成人式だったと思いますが、もちろん仲が良かったので覚えています。

母が言うには、生協で一緒の班の女性が、

「息子が結婚したの。息子のお嫁さんが、

中学生の時にお友達のお母さんが1年間お弁当を作ってくれた、

その子の家がこの辺で、〇〇さんっていう人だ、って言ってるんだけど、

それってあなたのことかしら?」

と聞いてきたそうです。

それを聞いて、母も当時のことを思い出したそうです。

「会ったこともないのに1年間もお弁当を作ってもらって本当に嬉しかった、

友達(私)伝いにお礼は言ったけど直接お礼が言えなかった」と言っていたと。

何度も何度も「あの子に優しくしてくれてありがとう」と涙を流してお礼を言われたそうです。

当時、母がどんな気持ちでお弁当を作っていたのか、

Aちゃんがどんな気持ちでお弁当を食べていたのか、

深く考えることもなく、ただ毎日お弁当を届けて楽しく食べていただけの私。

今 自分が母になって、お母さんがいない子の気持ちを思って、毎日お弁当を作っていた母の優しさを強く感じます。

気持ちはあっても毎日のことですから、なかなかできることではないです。

それを平然とやっていた母の強さ優しさ。

損得なしに行動できる本当に素晴らしい人だなと思います。

そして、ずっと長い間 忘れずに感謝の気持ちを持っていたAちゃん。

Aちゃんにとって私の母は、忘れられない人だったんですね。

Aちゃんの結婚を機に同じ町で生活することとなり、

それからさらに年月がたって、母はこの数年間 職場でAちゃんの子供3人のお世話をしています。(母は教育現場にいます)

Aちゃんの子供たちを通して、母とAちゃんも仲良くなり

「Aちゃん」「おばちゃん」の仲に。

本当に不思議な縁ですね。

母のこのエピソードは私の中でも宝物です。

自分で書いててまた泣けてきちゃいました。母がいい人すぎて。

人に話す機会がないので、今日は母の退職の話の流れで書いてみました。

改めて母のような女性になりたい!と思った夜でした。

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